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介護疲れからおばさん(102)の首をプリンターのコードで絞めた元警察署長が殺人未遂で逮捕されました。
102歳のおばさんは一人暮らしをしていましたが、7月下旬に足を骨折して今月4日から面倒を見ていたとのことです。
他人が話を聞くと不思議に思うかもしれませんが、病院に勤務する介護の専門職の方たちでさえ対応しきれなくなる問題をはらんでいます。
自分や家族で対応しきれなくなったら介護の専門職の指導を受けて、負担を軽減しなければなりません。
1から10まで全部抱え込まないで、ある程度は他に任せて、介護をすることに慣れていくことが必要なのではないでしょうか。
生真面目な人間ほど対応しきれなくなってしまいます。
この元署長さんも奥さんもお元気なので介護ということに直面する機会がなかったのでこういう事件に発展したのではないでしょうか。
「レスパイトケア」という言葉がありますが、介護をする側の負担を減らす考え方を身に着けていくことが必要です。
介護疲れから親を殺してしまったというケースは、全国で出てきており、高齢者を高齢者が介護する時代に入ってきています。これからも同様なケースは、起こることが予想されます。
一人で世話をしなければならなくなり大変なことになる前に、公的機関の専門職の方に相談しに行ってください。



