田中邦衛さん出演 丸山健二原作『アフリカの光』

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田中邦衛さんが、88歳、老衰で亡くなりました。

DVD『アフリカの光』の裏側
DVD『アフリカの光』の裏側

口をとんがらせて幾分どもり気味に話される演技が記憶に残っています。

印象に残っているのは、丸山健二原作 神代辰巳監督『アフリカの光』

代表作は、『北の国から』ですが、私が印象に残っているのは、萩原健
一さんや桃井かおりさんと共演された丸山健二原作『アフリカの光』です。

DVD『アフリカの光』の表側
DVD『アフリカの光』のおおmおもおもtおもて表表側

冬の北国の漁港を舞台に、春先から出港するアフリカ行きのマグロ漁
船に乗り込もうとする若者の漠然とした望みと迷い、挫折を描いた
作品です。

マグロ漁船に乗り込めば1航海でお金が稼げるという考えで何とかして
乗り込みたいとそれまでの時間をイカ釣り船に乗り込んで生活費を稼ぐ2
人ですが、時間がたつと少しずつ考えにずれが出てきます。

DVD『アフリカの光』の裏側
DVD『アフリカの光』の裏側

厳しいイカ釣り船の仕事、1日終わればその金を手に飲み屋に行き、バカ
騒ぎ、そのあげくにけんか。

主人公の順(ショーケン)は、賭場の開帳の見張り番に誘われ、気が乗ら
ぬままやっているうちに楽にお金を稼げることに味を占め、決心がぐらつ
き始めます。

勝弘(田中邦衛)は、そんな順(ショーケン)に疑心暗鬼になり、自分は
何としてもアフリカに行くんだと一晩の作業でもげんなりしてしまうイカ
釣り船の仕事を躍起になって働き、やがて体を壊してしまいます。

勝弘(田中邦衛)は、暖かいところで生活するよう勧められ、アフリカの船
に乗り込むときはたは連絡するからという説得に田舎に帰っていった。

アフリカ行きのマグロ漁船にやっと乗り込める頃になって、順(ショーケン)
は幾度も勝弘(田中邦衛)に手紙を書くのですが、連絡がなく、一人でアフ
リカ行きのマグロ漁船に乗って行った。

アフリカ行きの船に乗るまで遠回りして時間がかかった。

同じ希望を持ちながら主人公は何とか望みを果たすが、田中邦衛さん役
友人勝弘は挫折してしまいます。やり遂げられないやるせない気持ちが
よく表現されていると思います。

若い頃は目標があってまっしぐらに突き進んでも、見通しが甘かったり
経験不足だったりで、結局失敗してしまう。

若い頃の明日にかける漠然とした願いが、何らかの形で捻じ曲げられてい
く姿を描いていて心に残りました。