飲み屋のねーさんのパーソナルカラーは鉛筆の色だった

パーソナルカラーというのは、

生まれ持ったボディー(肌、瞳、髪など)の色から

個人に似合う色を診断してもらうこと、

というのだそうです。

すみません、知識がなく受け売りです


イメージカラーというのもあります。

あなたが身につけていらっしゃる衣類の色から

似合う色のことですね。

似合わなくてもいいのですが、

いつも身につけていらっしゃる色のことです。

イメージカラーが何色か、

友達に聞いてみるのも面白いかもしれませんね。

ご自分の思っていらっしゃる色と

違うかもしれません。

たとえば、・・・・ビンボーだから

赤ら顔だから。酔っ払ってはしごをするから。

火の車だから。冗談です。

 

駅前のやたら混む店

ここで話にしたいのは、

仕事に使う色のことです。


関東地方の古い駅前にある居酒屋が舞台です。

近くにはギャンブル場があり、

地方都市の盛り場でもあるその町は、

人の流れが多くて夕方になると通行人でごった返します。

ネオン街の入り口にある居酒屋は、

夕方になると出入りする人が様々でいつも混んでいます。

200人以上一度に入れるくらいの

スペースがあります。


多くのカウンター席とテーブル席があります。

メニューの種類がおおく、

壁一面に手書きの短冊で貼ってあります。

客の注文を受ける、

昔は女給さんと呼んでいたのでしょうが、

今ではお姉さんと呼ばれています

女の人が何人も働いています。


注文するときは、おねーさん

といわないでちょっととかお~い

という人もいます。


なんでウエイトレスさんと呼ばないで、

おねーさんというのかといいますと、

働いている人のほとんどが

高齢者なのです。


高齢者のおねーさん

生ビールの大ジョッキを持っている姿を

想像してください。

大変だな、と思われることでしょう。

何人かまとまってくる人たちの中には、

この大ジョッキを頼む人がいます。

色鉛筆は注文を受けるときのパーソナルカラー

重いからといって運ぶときに

よろけるような人はいません。

うまく運ぶコツがあるのでしょう。

若い人はいない?

縁故関係で採用されたのかどうか、

若い人もいます。

若く見えて40代から50代くらい。

60代が普通で、80代を越えたあたりも。

処世術にたけ、様々な試練に耐え生き抜いた方。


癖の悪い人間もいて居酒屋とはいえ、

見るからに余計なことを言えば

どんな目にあわされるか、分かるので

おとなしく飲んでいます。

この女の人たちは、

メニュー表に色鉛筆で注文を

書き込んでいきます。

年月を経て自分色が決まる

色鉛筆で誰の受けた注文か

分かるようになっています。

料理ができると注文を受けた人は、

伝票を見て自分が出した注文か

どうか判断するのです。


混みあっているとき、

同じ料理がいくつも出てくるので

誰の受けたものか

分からなくなってしまいます。

そのとき色鉛筆で順番を判断するのです。


アナログですが、

正確な方法なので考え付いた人はすごいな、

と思います。

こういう注文の仕方を

見たことはありません。

高齢者向きですね。


こういう盛り場で働くというのは

大変だろうなと思いますが、

飲む方もいろいろ事情を抱えているので

もめごとらしいことは起きません。


客もなじみの客が多くて

働きやすいのではないかと思います。


会計はを持っています。

精算する際赤でトータルの金額を書きます。


長い職場での生活で人の出入りもあり、

手に持つ鉛筆の色は、最初に決められた色ではなく

徐々に自分の好きな色に代わっていくことでしょう。




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