タラバガニとズワイガニの違い|知らずに買うと損!本当においしいのはどっち?

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カニ好きなら一度は気になるのが、「タラバガニ」と「ズワイガニ」の違いです。


見た目はよく似ていますが、実は味わいや食感、そして価格まで、それぞれに個性があります。


この記事では、初心者の方でもすぐに違いがわかるように、特徴や見分け方をわかりやすく紹介します。


「どっちを買えばいいの?」と迷っている人にも役立つ内容ですよ。

タラバガニとズワイガニの違いを一言で言うと?

タラバガニ



タラバガニとズワイガニの違いを一言で表すなら、「食べ応えのタラバガニ」と「甘みのズワイガニ」。


どちらも“カニ”としてひとくくりにされがちですが、実は分類上もまったく異なる種類なんです。


タラバガニはその豪快さが魅力で、身がぎっしり詰まったボリューム感と濃厚な味わいが特徴。


一方のズワイガニは、繊細で上品な甘みが持ち味で、どんな料理にもよくなじむ万能タイプです。

見分け方のポイント


  • 足の数を数えると、最も簡単に見分けられます。
    → 「8本ならタラバガニ」「10本ならズワイガニ」
  • タラバガニの足は太く短めで、ズワイガニは細く長い傾向があります。


味・食感・値段の違いを比べてみよう

タラバガニとズワイガニの違い|比較表

タラバガニ=豪快で食べ応え

タラバガニは名前の通り、ずっしりとした大きな甲羅と太い脚が目を引く、まさに“王者”の風格を持つカニです。


カニの中でも特に身が肉厚で、一口食べるとそのボリュームと弾力に思わず驚かされます。


プリッとした食感と濃厚な旨みが魅力で、焼きガニやバター焼きにすると、その豪快なおいしさが一層際立ちます。


また、高級カニとしての地位も高く、価格はやや高め。そのため、贈り物や特別な日の食卓に選ばれることが多い一品です。

ズワイガニ=甘くて繊細な味わい

ズワイガニは、やさしい甘みと繊細な味わいが魅力のカニです。


タラバガニの力強さとは対照的に、ズワイガニは上品でしっとりとした食感が際立ちます。


一口食べれば、ふわっとほどけるような身の柔らかさとともに、カニ本来の上品な甘さが口いっぱいに広がります。


特にカニしゃぶや鍋料理にすると、その甘みととろけるような口当たりが存分に楽しめます。


また、タラバガニよりも価格が比較的手頃なため、家庭の食卓や友人との食事会にもぴったりなカニです。

味・食感・値段の違いを比べてみよう

タラバガニ

味の違い|タラバは濃厚、ズワイは上品

タラバガニとズワイガニの違いの中でも、味の違いは特に印象的なポイントです。


タラバガニは、ひと口食べると濃厚で力強い旨みが口いっぱいに広がり、肉厚な身のジューシーさとともに豪快な食べ応えを楽しめます。


一方のズワイガニは、上品で甘みのある味わいが特徴。


繊細な風味がふわりと広がり、カニ本来のやさしい甘さをじっくり堪能できます。


「どっちが美味しいの?」と迷う方も多いですが、濃厚なコクを味わいたいならタラバガニ、上品でまろやかな甘みを楽しみたいならズワイガニがおすすめです。

食感の違い|タラバはプリッと弾力、ズワイはしっとり柔らか

タラバガニとズワイガニの“食べる楽しみ”を語るうえで、欠かせないのが食感の違いです。


タラバガニの身はプリッと弾力があり、噛むたびにしっかりとした歯ごたえが感じられます。


まるで肉料理を味わうような力強さがあり、焼きガニなどにするとまさに“カニのステーキ”といった満足感を味わえます。


一方のズワイガニは、しっとりと柔らかく、舌触りがとてもなめらか。


火を通すとふんわりとした質感に仕上がるため、鍋料理やカニ雑炊などの優しい味わいのメニューにぴったりです。


このように、それぞれの食感が料理の印象を大きく左右するので、食べたいシーンや好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

価格の違い|ズワイは手頃、タラバは高級品

価格面でも、タラバガニとズワイガニの間には明確な差があります。


タラバガニは一般的に“高級ガニ”として知られ、ズワイガニよりも価格が高めに設定されています。


その理由は、タラバガニの大きなサイズと食べ応え、そして漁獲量の少なさによる希少性にあります。


一方のズワイガニは、比較的手頃な価格で購入できる点が魅力で、家庭の食卓にも取り入れやすい存在です。


ただし、越前ガニや松葉ガニなどのブランドズワイガニは例外で、タラバガニにも匹敵するほど高価になることがあります。


そのため、予算や目的に合わせて選ぶことで、満足度の高いカニの味わいを楽しめるでしょう。

見た目でわかるタラバガニとズワイガニの見分け方

タラバガニ

脚の太さと形の違い

タラバガニとズワイガニの違いを見分けるうえで、最も分かりやすいポイントが「脚の太さと形」です。


タラバガニは、何といってもその太く力強い脚が特徴で、ひと目で豪快さを感じさせます。


その存在感のある見た目は、高級感と“食べ応えの象徴”とも言えるでしょう。


一方のズワイガニは、タラバガニに比べて脚が細く、しなやかな印象を受けます。


繊細なフォルムからは、上品な甘みを含んだ身の味わいが想像できるほど。


タラバガニは「豪快」、ズワイガニは「繊細」――このイメージを覚えておくだけで、見分け方がぐっと簡単になります。

甲羅の形・色の違い

タラバガニ

甲羅の形や色も、タラバガニとズワイガニを見分けるうえでわかりやすいポイントです。


タラバガニの甲羅は丸みを帯び、厚みがあってゴツゴツとした突起が目立ちます。


色合いは赤みが強い褐色で、力強く存在感のある見た目です。


一方のズワイガニは、平らでなめらかな形状をしており、タラバガニよりもシンプルな印象。


色も淡いオレンジがかったトーンで、どこか上品でやさしい雰囲気があります。


この甲羅の形と色の違いを覚えておけば、通販サイトの写真や店頭の実物でもすぐに見分けることができるでしょう。

通販写真で見分けるコツ

通販でタラバガニとズワイガニを選ぶときは、まず商品写真をしっかりチェックすることが大切です。


脚に注目してみましょう。


太くて力強い印象のものはタラバガニ、細くしなやかで繊細に見えるものはズワイガニであることが多いです。


また、甲羅にゴツゴツとした突起が目立つかどうかも見分けのポイントになります。


さらに、商品説明に書かれている「豪快」「繊細」「甘み」といった言葉にも注目してみてください。


こうした表現から、そのカニがどちらの種類なのかを推測できる場合があります。


これらのポイントを押さえておけば、通販での購入でも失敗をぐっと減らせるでしょう。

料理でのおすすめの使い分け方

ズワイガニ

タラバガニは焼きガニ・ステーキ向き

タラバガニは、太く力強い脚が印象的なカニです。


その豪快な見た目と食べ応えは、焼きガニやカニステーキといったダイナミックな料理にぴったり。


プリッと弾力のある身を直火で焼けば、濃厚な旨みと香ばしさが一気に広がり、贅沢な味わいを堪能できます。


特にバーベキューやお祝いの場では、その存在感が食卓を華やかに彩り、特別なひとときを演出してくれます。

ズワイガニはカニしゃぶ・鍋料理にぴったり

ズワイガニは、上品な甘みとしっとり柔らかな食感が魅力のカニです。


カニしゃぶや鍋料理など、素材の旨みをじっくり味わう調理法にぴったり。


出汁にさっとくぐらせれば、ズワイガニならではの繊細な甘みがふわっと広がります。


鍋では身の旨みがスープに溶け込み、最後の雑炊まで贅沢な味わいを楽しめるのも魅力。


寒い季節の食卓を温かく彩る、冬の定番のごちそうです。

どちらも楽しみたい人におすすめの食べ方

タラバガニとズワイガニ、どちらの魅力も一度に味わいたい方には、バラエティセットを選ぶのがおすすめです。


例えば、タラバガニは焼きガニやカニステーキに、ズワイガニはカニしゃぶや鍋料理にすれば、それぞれの風味と食感の違いを存分に楽しめます。


通販サイトでは、贅沢な食べ比べセットが用意されていることも多く、家族や友人と囲む食卓にぴったり。


シーンに合わせて調理法を変えれば、カニの魅力をより深く味わうことができるでしょう。

贈答用・通販で選ぶときのポイント

タラバガニ

ギフトには見た目重視のタラバガニ

贈り物としてカニを選ぶなら、華やかな存在感を放つタラバガニがおすすめです。


その太く立派な脚とボリュームのある姿は、見た瞬間に「特別感」を感じさせ、贈答用として相手に強い印象を与えます。


豪華さと迫力を兼ね備えた見た目は、お祝い事や季節の贈り物にもぴったり。


また、通販でタラバガニを選ぶ際は、甲羅の色味や脚の太さなど、写真の細かな部分にも注目すると、品質の良い商品を見分けやすくなります。

家庭用にはコスパの良いズワイガニ

ズワイガニ


普段の食卓やホームパーティーでカニを楽しむなら、コスパに優れたズワイガニがおすすめです。


比較的手頃な価格で購入でき、ボリュームもあるため家族や友人とシェアするのにぴったり。


繊細でやさしい甘みがあり、さまざまな家庭料理にアレンジしやすいのも魅力です。


特にカニしゃぶや鍋料理では、出汁にくぐらせるだけで冬らしい贅沢感を手軽に味わえます。


通販で購入する際は、冷凍焼けの有無や配送レビューをチェックしておくと、より満足度の高い買い物ができるでしょう。

偽物や冷凍焼けを避ける見分け方

通販でカニを購入する際は、偽物や品質の低下した商品を避けるための注意が欠かせません。


特にタラバガニは高級品として人気が高く、「アブラガニ」などの似た種類が代用品として販売されているケースもあります。


そのため、まずは販売元の信頼性をしっかり確認することが大切です。


また、冷凍カニを選ぶ場合は、冷凍焼けや解凍時のドリップにも注意しましょう。


商品説明に「鮮度維持加工」や「急速冷凍」といった表記があるかどうかをチェックすると安心です。


さらに、購入前に実際のレビューを参考にするのも賢い方法。


これらのポイントを押さえて選べば、品質の良いズワイガニやタラバガニを安心して楽しむことができます。

まとめ|好みとシーンで選ぼう

タラバガニ

食べ応えを求めるならタラバガニ

タラバガニは、その名の通り豪快で迫力ある姿と、太く食べ応えのある脚が魅力のカニです。


ズワイガニに比べると味はややあっさりしていますが、身の中には濃厚な旨みがしっかり詰まっています。


プリッと弾力のある食感が特徴で、ひと口ごとに満足感を味わえるのも人気の理由です。


ボリュームたっぷりのため、大人数での食事や特別なごちそうとしてもぴったり。


価格はやや高めですが、記念日や贈り物として選べば、華やかで喜ばれる一品となるでしょう。

甘みと上品さを楽しむならズワイガニ

 ズワイガニは優しい甘みと繊細な味わいが特徴で、カニ本来の上品な風味を楽しむことができます。タラバガニよりも身が柔らかく、しっとりとした食感が、鍋やカニしゃぶなどの家庭料理にぴったりです。また、価格も手頃なため日常使いしやすく、通販などでも取り扱いが豊富です。ズワイガニの自然な甘さを活かした食べ方で、その魅力を存分に堪能することができます。

ズワイガニとタラバガニの豆知識

ズワイガニ

ズワイガニとタラバガニの生息地と旬

ズワイガニとタラバガニは、生息する環境や旬の時期にも大きな違いがあります。


ズワイガニは、日本海や北太平洋の水深50〜1200メートルほどの砂泥底に生息し、0〜3℃の冷たい水を好みます。


旬の時期は11月から2月にかけてで、この頃のズワイガニは身に甘みが増し、特に美味しいとされています。

一方、タラバガニは北太平洋やオホーツク海、日本海の冷たい海域に分布し、水深350メートル前後、10℃以下の水温を好みます。


タラバガニの旬も同じく11月から2月で、身の詰まりの良さと食べ応えのある味わいが魅力です。

どちらのカニも、寒さが厳しくなる冬にこそ最も美味しさを発揮します。


それぞれが異なる環境で育つからこそ、ズワイガニは繊細な甘みを、タラバガニは濃厚で豪快な旨みを楽しめるのです。

保存方法と鮮度を保つコツ

ズワイガニもタラバガニも、美味しく味わうためには“鮮度の維持”が何より大切です。


購入後は、まず保存方法を正しく行いましょう。


冷蔵保存する場合は、カニを新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れてチルド室で保管するのがおすすめです。


ただし、この方法での保存は数日以内が目安です。

長期間保存したい場合は、冷凍保存が最適です。


冷凍焼けを防ぐために、タッパーに入れるかラップを密着させて空気をしっかり遮断しましょう。


解凍する際は、流水または冷蔵庫でゆっくり解凍すると、食感を損なわずにズワイガニやタラバガニ本来の旨みを楽しめます。

さらに、通販で購入する際には“鮮度保証”のある商品を選ぶことがポイント。


鮮度維持の工夫がされている商品なら、自宅に届いたあともプリプリとした身の食感をそのまま堪能できます。