スーパーの総菜売り場を歩いていると、 スパゲッティーサラダはほぼ必ず置いてあるのに、 マカロニサラダを見かけることは意外と少ない。
そう気づいたのは、 先日の買い物中のことでした。
私は料理が好きで、 家ではキュウリとオニオンの薄切りを混ぜた マカロニサラダをよく作ります。
でも、 スパゲッティーサラダはほとんど作ったことがない。
なのに総菜コーナーでは、 その関係が逆転している。
この記事では、 マカロニとスパゲッティーの違いを整理しながら、 なぜこんなギャップが生まれるのかを、 自分の調理経験も交えて考えてみます。
マカロニとスパゲッティーは何が違うのか

まず整理しておきたいのが、 「パスタ」という言葉の位置づけです。
パスタとは、 小麦粉と水を練り合わせて作られる食品全般を指す言葉。
スパゲッティーもマカロニも、 実はパスタという大きなくくりの中の一種類にすぎません。
そのうえで、 それぞれの違いを見ていきます。
マカロニとは
日本農林規格(JAS)では、 マカロニは「2.5mm以上の太さの管状、 または棒状・帯状以外の形状に成形したもの」 と定義されています。
いわゆる、 穴の開いた円筒形のショートパスタです。
スパゲッティーとは
スパゲッティーは、 直径1.4〜1.9mm前後、 長さ25cm前後の円柱状のロングパスタ。
イタリア語で「紐・糸」を意味する 「スパーゴ(spago)」が語源とされています。
つまり大きな違いは、 太さと長さ、 そして「穴が開いているかどうか」。
マカロニは短く太い穴あきの筒、 スパゲッティーは細長い一本の紐状、 というのが基本的な区別になります。
総菜売り場の観察と自分の調理経験のギャップ

不思議なのは、 この関係が総菜売り場ではまったく逆になっていることです。
スーパーの総菜コーナーを見渡すと、 スパゲッティーサラダはほぼ定番として置かれています。
一方でマカロニサラダは、 置いてあっても種類が少なかったり、 そもそも見かけない店舗もある。
これはあくまで私の実感ですが、 理由のひとつは「保存のしやすさ」にあるのではないかと思います。
スパゲッティーは細く茹で上がるぶん、 味やドレッシングが全体に絡みやすく、 時間が経ってもパサつきにくい印象があります。
対してマカロニは、 穴の中に水分やソースが入り込む構造のため、 時間が経つと食感が変わりやすい。
総菜として陳列される時間を考えると、 スパゲッティーサラダのほうが 「作り置きに向いている」と言えるのかもしれません。
一方で私が家でマカロニサラダばかり作るのは、 その日のうちに食べきる前提だからこそ、 むしろマカロニのモチモチした食感を 楽しめるという理由もあります。
家庭での「作りたてを食べる」調理と、 お店の「時間が経っても美味しい」総菜は、 そもそも求められている条件が違うのだと気づきました。
実際に作るマカロニサラダの中身

私がいつも作るマカロニサラダは、 特別な材料を使わないシンプルなものです。
キュウリは薄い輪切りにして、 軽く塩もみしてから水気を絞ります。
オニオンも同じく薄切りにして、 水にさらして辛みを抜いてから使います。
この下ごしらえが、 実は仕上がりを左右する大事な工程です。
水分を抜いておかないと、 マヨネーズで和えたときに 味がぼやけてしまうんですよね。
茹でたマカロニに、 キュウリとオニオンの薄切りを加え、 マヨネーズで和えるだけ。
シンプルですが、 マカロニの穴の中にマヨネーズが入り込むことで、 一口ごとにしっかり味を感じられるのが魅力です。
キュウリのシャキシャキ感と、 オニオンのほんのりした辛みが、 マカロニのモチっとした食感に アクセントを加えてくれます。
もしスパゲッティーで同じように作ろうとすると、 麺どうしがくっつきやすく、 キュウリやオニオンが絡みにくいという難点があります。
この「絡みやすさの違い」も、 マカロニサラダを選びやすい理由のひとつだと感じています。
それぞれが向いている料理

ここまでの違いを踏まえると、 マカロニとスパゲッティーには それぞれ向いている料理があることが見えてきます。
マカロニが活躍する料理
- マカロニサラダ(キュウリ・オニオンとの相性が良い)
- マカロニグラタン(穴にソースが入り込み、濃厚な味になる)
- スープの具材(小さく短いので食べやすい)
穴が開いた構造だからこそ、 ソースやマヨネーズをしっかり抱え込めるのが強みです。
スパゲッティーが活躍する料理
- ナポリタン、ミートソース(麺にソースを絡めて食べる料理)
- 総菜のスパゲッティーサラダ(時間が経っても味がなじみやすい)
- オイル系・和風パスタ
細く長い形状だからこそ、 麺全体にソースをまとわせる料理に向いています。
こうして見ると、 「穴があって味を溜め込むマカロニ」と 「細長くて絡ませるスパゲッティー」という、 形状の違いがそのまま料理の得意分野の違いに つながっているのだと感じます。
スパゲッティーでラーメンを作る人もいるようです。麺にこだわらない人であれば問題ないでしょう。
よくある疑問
Q. パスタとスパゲッティーは同じもの?
厳密には違います。
パスタは小麦粉と水を練った食品全般を指す総称で、 スパゲッティーはそのパスタの中の一種類です。
マカロニもラザニアもペンネも、 すべて「パスタ」というくくりに含まれます。
Q. 総菜のスパゲッティーサラダはなぜ日持ちする作りなのか
これは推測になりますが、 細い麺は表面積が広いぶん、 ドレッシングやマヨネーズが均一に絡みやすく、 時間が経っても味のムラが出にくいためではないかと考えています。
また茹で加減をやや硬めにしておくことで、 時間経過による食感の劣化を 抑えやすいという事情もありそうです。
Q. マカロニにもロングタイプはある?
一般的にマカロニはショートパスタに分類されますが、 JASの規格上、太さの条件を満たせば 長さの規定はありません。
ただし日本の家庭やスーパーで見かけるものは、 ほとんどが短いタイプです。
まとめ

マカロニとスパゲッティーの違いを、 自分の実体験も交えて整理してきました。
最後に、要点を3つ振り返ります。
- マカロニは穴あきの円筒形、 スパゲッティーは細長い棒状という、 形状そのものに違いがある
- マカロニは味を溜め込みやすく、 スパゲッティーは麺全体に絡ませやすいという、 それぞれ得意な調理法が異なる
- 家庭では作りたてを楽しむマカロニサラダ、 お店では時間が経っても美味しいスパゲッティーサラダ、 という「向いているシーン」の違いがある
同じ小麦から生まれたパスタなのに、 形が違うだけでこんなに役割が変わるのは、 調べてみると面白い発見でした。
皆さんは、 マカロニ派とスパゲッティー派、 どちらのサラダをよく作りますか?
よかったら、 コメントで教えてもらえると嬉しいです。

