一人暮らしなので一人で食べることに慣れて食事がつまらなくなっていませんか。
何でもいいや面倒だから手っ取り早く済ましてしまおうと考えていませんか
一人で食べる孤食の問題点を整理して、楽しく食べる工夫について考えてみました。
高齢者の孤食の問題点
孤食が高齢者に与える影響
一人で食事をとっていると何でも簡単に済ませようとしがちです。
自分でつくらなければ、コンビニとかスーパーの弁当で済ませてしまうことが多くなりますが、コンビニやスーパーの弁当は、油ものが多くなって健康的とは言えません。
また好きなものばかり食べていると、栄養が偏りがちになります。
柔らかいものを食べるようになってしまい、噛んで食べる肉や魚を食べる機会が減ります。
ひとり暮らしは食事を作るのが面倒だ
一人暮らしの生活では、「めんどうくさい」という気持ちに傾いてしまいます。
もともと食事の支度が苦手で、どうやったら栄養のある食事を摂ることが出来るのか。
いかに手抜きして面倒な食事の支度を楽にするのか、ということはひとり暮らしでは頭を使うところです。
食事の支度が負担にならず、食べることが楽しくできるか工夫することが必要です。
一人暮らしの料理の研究家もいかにしておいしくて栄養のある食事の準備をするかを考えています。
参考:「シニアひとり分のマグカップごはん 作りすぎない、食べ過ぎない 」村上 祥子著
栄養のバランスは考えねばなりませんが、食事を作る準備の段階で心の重荷になるのでは、食事がだんだんつまらなくなってしまいます。
食事を楽しく食べるには、作る負担も重荷にならないような工夫が必要ではないかと思います。
ひとりの食事は低栄養になりがち
低栄養になりがちというのは、消化機能の低下、噛む力や飲み込む力の衰え、食べることへの関心が薄れていることなどから、作るのが面倒だからとか、適当に食べて置くなどで手抜きをしてしまうからです。
やはり栄養のことは、手抜きをするにしても考えねばなりません。
好きなものだけを食べてしまうということも原因の一つです。
一からきちんと作れる人はいないですが、いつも同じ内容にならないように工夫をする必要があります。
購入するところを変える。
あそこのスーパーは、酢豚がうまい、こちらはアジフライがうまい。
など、お店によっては得意なものが違います。
またパックになった総菜が昔よりうまくなったし、種類も多くなりました。
そういうのを利用しながら食事内容の偏りを修正して行くのも面白いと思います。
基本は、自分で包丁を持って調理するようにして、アレンジして手抜きを考えていくのもよいと思います。
高齢者の孤食楽しんで食べる工夫を
食を進ませるには、おしゃべりしながらするのが良いと言われます。
誰もいないのだからしゃべりようがありませんが、食事の前に電話で会話をするとか、テレビ、ラジオをつけながらの工夫が必要です。
やはり楽しいと自然に食べる量が増えていきます。
食事に賭ける時間が増えるからです。
一人きりのわびしい食事では、ささっと済ませてしまいがちですね。
口腔環境を整える
さらに高齢になっても、噛む力を衰えさせないように口の中をきれいに保つことが必要だと言われます。
噛む力が衰えると、噛むことで脳への刺激が落ちて認知症が進むといわれています。
硬いものを避けないで食べられるようにしておくことが、脳を刺激して健康に暮らすことにつながります。
偉そうにいってますが、私も最近歯医者さんに行く機会がありまして、そこで歯磨きのやり方を教えてもらっています。
歯ブラシの選び方、磨き方な指導してもらっていますが、分かっている積もりでもわかっていない事実に気がつきました。
力を入れてみみがくことで早く磨けて、汚れも落とせると思っていましたが、教えてもらうと誤解していることがわかります。
歯の磨き方、歯ブラシの使い方、歯間ブラシの使い方は指導されますが、歯磨き粉の選び方はとんと指導されません。
いい歯磨き粉を使えば、汚れも落とせるだろうと歯磨き粉に注意しますが、磨き方の問題で歯磨き粉は重要視されていないようですね。
高齢者 食生活 工夫
どうやら高齢者の孤食の問題点は、食事を楽しく食べるということで解決されるようです。
できるだけ料理を作る機会を増やす。
自分で作る楽しみがない人は、いかにしてバランスのいい食事がとれるかという工夫が大切でパンや麺などの柔らかいものだけでなく、噛む必要のあるものをよく噛んで食べるという姿勢がだということが分かります。
食材の確保のためには、宅配の食材の利用、自分で料理が出来なければ、宅配弁当の検討も必要です。
手抜きをしながら、栄養を考え、うまいものを食べる。